こんにちは。
《脱!育児ストレス》支援カウンセラーの野原あゆみです。
もうすっかり春の足音がそこまで聞こえていますね。
家のまわりに つくしんぼがちょこちょこ出てきました。
3月4月は卒園や入園なども入ってきたりして、
いままで以上にバタバタしてしまうこともあるでしょう。
わが子の成長にうれしい気持ちもタップリですが、
春休みにも入っていつもと違うペースにイライラすることも。
今回はそんなこの時期だからこそ余計にバタバタしてしまい、
ストレスマックスになっているお母さんに、簡単にできる
ストレス解消をお話しますね。
お子さんがまとわりついてきたり、すぐ近くで派手に泣かれると
できないこともあると思いますが、比較的短時間でできる
方法をお伝えします。
1)新聞紙や薄い雑誌などを上から下に破く方法
2)「私はすごく腹がたっている!」と宣言してしまう方法
3)たくさん泣いてこころを浄化させる方法
となっています。
では、ひとつずつご説明をしていきますね。
1)新聞紙や薄い雑誌などを上から下に破く方法
この方法はその名の通り“紙をただ破くだけ”という単純なものです。
ですが、比較的に効果が高いんですよね。
お家になにか新聞紙や、薄手の破きやすい雑誌などはあるでしょうか?
もし無ければ、いらないA4くらいの紙でも大丈夫です。
新聞紙、雑誌、紙などを用意したら、自分の目線よりちょっとだけ
上に両手でかかげます。
その状態のまま、まずは自分の中にあるイライラに目を向けて
感じてみてください。
そして息を吐き出すと同時に思い切り上から下に向けて、
「ビリビリーーー!!!」
と紙を破いてしまいます。
これを気分がスッキリするまで、何回か繰り返してみるんですね。
ポイントは、“息を吐き出すのと同時に破く”ということです。
胸のなかにある「イライラ」や「腹が立つ」という気持ちを、
息と同時に外に吐き出してしまうような感覚でおこないます。
お子さんがまとわりついてきたりしたらそれはそれ。
お子さんは遊びとして、お母さんにはストレス解消法として。
時間がちょっとあるとき、一回だけでもおこなうとちょっとスッキリしますよ。
2)「私はすごく腹がたっている!」と宣言してしまう方法
人間って、実は「感情の生きもの」なんですよね。
頭でいろいろ考えたり、なにかしているときでも、
その場面に応じて感情はクルクルと動いています。
人間はそういった感情ありきの生きものですので、
感情をうまくコントロールすることができると、
それだけでストレスがグ!っと下がることがあります。
そしてひとつ、感情には大きな特徴があるのですが、
“感情は否定をすると大きく膨らみ、受け入れると小さくしぼむ”
というものです。
感情を否定する、というのはたとえば、
「イライラしちゃいけない!ガマンしないと・・・」
「腹をたてたら子供に悪影響だよね・・」
「泣いちゃだめ!子供には笑顔を見せていなければ・・」
というように、本当は感じている気持ちを無理にフタをしてしまい、
見ないようにしてしまう行為のことですなんですね。
これをしてしまうと、最初はまだなんとかなるかもしれませんが、
最終的に偏頭痛や肩こりなど身体に影響がでてしまったり、
こころの病気の原因になることも。
お子さんに手をあげてしまう、ということになりかねません。
そうならないためにも、
「私はいま腹が立っているんだ!腹が立っている私でいい」
「この状況じゃイライラもするよね。私はいまイライラしているんだな」
「言うこと聞いてくれなくて、私は悲しいな。。。悲しくてもいいんだ」
というように、いまあなたが感じている気持ちをしっかりと
認めてしまう。受け入れて肯定をしてしまうんですね。
この方法に慣れてくると、不思議とスーって気持ちが
落ち着いてきたりします。
お子さんや旦那さんに言うのではなく、あくまで自分で気持ちを認める
宣言をして、それを感じてみるだけ。
慣れてくると段々と、スッキリ度合いが深まっていきますよ。
3)たくさん泣いてこころを浄化させる方法
「泣く」「涙を流す」という行為は、実はとっても大切な行為です。
これも先ほどの気持ちを認める方法とほぼ同じ理屈です。
いつも忙しいお母さんは、時として泣きたいこともありますよね。
いけないとわかっていながらお子さんに対して怒鳴ってしまったり、
場合によっては手を挙げてしまったり。
そして、そんな自分を後悔してしまい、わが子の寝顔に
謝ったりしたことはないでしょうか。
寝顔を見ながら「ゴメンネ。。。」という気持ちに、
さいなまされてしまったことがあるかもしれませんね。
私にも経験があります。
「泣く」「涙を流す」という行為には理由があっても無くても、
どちらでもかまいません。
なんだか漠然と泣いてしまいたいときに、ただしっかりと泣いてしまう。
泣いてしまいたい理由があれば、それを感じながら涙をしっかりと流す。
もしひとりの時間ができたとき、しっかりと「泣く」ということに
集中すると、それだけで気もちがサッパリしていきますので。
泣いたり、涙を流すのは恥ずかしいことでも、情けないことでも
ありません。
泣きたい気持ちって、誰にでもある自然な気持ちですから。
そんなときは、ちょっとした時間で溜まっている涙を
流しつくしてしまう。
そうすることで気分が転換でき、また改めてお子さんと
接していけることでしょう。
いかがでしたか?
今回は3つの簡単にできるストレス解消法をお話しました。
毎日が忙しくバタバタしているお母さんだからこそ、
しっかりとストレスを解消していくことがなによりも大切ですよ。
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